家の中心を出す
今住んでいる家やオフィス・店舗(=陽宅)の中心(=太極)を求めます。正確な平面図や設計図があればそれを、ない場合は下記の方法で出してください。4つのステップ
1.まず見取り図を正確に書いてください。正確でないとあとで困ります。3度狂っても良くありません。 用意するものは鉛筆など筆記具と方眼紙、三角定規、糸、消しゴム、針、クリップ、登山用かオリエンテーリング用のコンパスです。 複雑な形の家は2の方法を取る時には、見取り図に裏打ちをしますから厚紙をご用意ください。コンパスは360度のメモリがついたものが適当です。 2.正方形・長方形の家なら、角角から対角線に線を引いて中心を出します。 3.凸凹の多い家なら、角ごとに錘をつけた糸を垂らしてその糸に沿って線を引き、そのいくつかの線の交わる点を中心とします。 (下の図1参照) ※錘が垂直に垂れていると考えてください。図は角度が正しくありません。
4.凸凹の多い家は、また次のような方法で無理やり長方形にします。その出っ張りの長さがその一辺の長さの3分の1以上ある時は、その線を延長して大きな四角にします。
逆に3分の1未満の場合は、その出っ張りをないものと考えて無視します。但し出窓は出っ張りに入りません。修正した四角形に対角線を引いて、中心を求めます。 (図2参照)
家の中心は家の本命卦などを見るとき常に使用します。風水でいう方位は常に中心から見た方位を指します。方向とは別です。
家の座山を出す
コンパスの使う際の注意事項
1.コンパスは地上や床に直接置くと狂います。 2.まず金属性のものを体からはずして、家の中心=太極に立ちます。 3.コンパスは胸の高さに水平に保ちます。 4.息を凝らして、コンパスの針が磁北を指すことを確認します。 5.スチール製のものやテレビなど磁力の出るものは遠ざけてください。 6.マンションなど6階以上の高さでは正確に測れないことがあります。 7.何度か計りなおして正確に方位を測ってください。手順
1.ドアや扉を閉じた状態で、ドアと同じ平面上に直線を引いてください。この線を仮にA線と呼びます。通常は玄関のある面の方位を宅方といいます。
2.三角定規を使ってA線を家の中心点まで並行移動します。この線をA'線とします。
3.A'線に垂直な直線を引きます。これをB線とします。A'線・A線はそれぞれBと垂直に交わっていますね。
4.家の中心点にコンパスを持って立ちます。コンパスの針は必ず北を指していますから、コンパスの本体をまわしてコンパスの北に現実の方位の北を合わせます。室内は磁北で構いません。外は真北に合わせてください。
5.中心点から玄関と反対の方向(座山の方向)を向いてB線の方向を測ります。
6.B線がコンパスで正確に何度を指すのかを確認してください。
7.玄関側に伸びているB線の方位が家の向き=《宅方》です。家の座している方位=《座山方》は通常はその反対側の方位です。
二十四山方位で360度のどの方位に当たるかを見てください。
|
二十四山方位 |
角度(各15度) |
|
子
癸
丑
艮
寅
甲
卯
乙
辰
巽
巳
丙
午
丁
未
坤
申
庚
酉
辛
戊
乾
亥
壬 |
352.6~7.5度
7.6~22.5度
22.6~37.5度
37.6~52.5度
52.6~67.5度
67.6~82.5度
83.6~97.5度
97.6~112.5度
112.6~127.5度
127.6~142.5度
142.6~157.5度
157.6~172.5度
172.6~187.5度
187.6~202.5度
202.6~217.5度
217.6~232.5度
232.6~247.5度
247.6~262.5度
262.6~277.5度
277.6~292.5度
292.6~307.5度
307.6~322.5度
322.6~337.5度
337.6~352.5度 |
羅盤は、風水を本格的に行う時には欠かせないものです。
中心には磁針があり、針は常に南に向いています。
盤の上には30以上の層があり、それぞれが
さまざまな現象、力、生物などを表しています。
羅盤は宇宙の縮図とも考えられます。
流派で三元・三合・総合の3種類を使い分けます。
羅盤は、調べたい家・部屋・あるいはその中にある家具などが
適切な位置にきちんと配置されているかを測ります。
また屋外では、建物全体や地勢を見たり、旅行や仕事、
引越し先の方位を見たりします。
しかし、一般の方には必要ありません。
正確なコンパスがあれば充分です。
できれば立極尺や二十四坐山方位のわかるコンパスが
あれば作業も捗り、お勧めです。
風水入門に最適な八角形の風水コンパス丸い風水コンパスなどいろいろな種類があります。
