風水開運ガイド

風水の基礎知識をまとめた実用的なブログです。

カテゴリ: 陰陽五行説

 
  青は肝臓や胆のうの働きを良くします。赤色は体内組織の働きを良くし、心臓、小腸に作用します。黄色は内分泌器官と関連していて、消化器官に作用する色です。白は肺と密接な関係があり、黒は腎臓、膀胱などに影響を与え、排泄物の代謝を促進する作用を持っています。 色はあるものではなく、そのように見えるものですが、独自の波長を持った電磁波の一種であることがわかってきました。身体が自然に欲する食べ物や飲み物と同じく、その日に着たい服の色や絵画の色も自分の身体が欲しているのではないでしょうか。生まれた季節五行色体表も参考にして自分をサポートする色の関係を身につけてみてはいかがでしょう。きっと思わぬ結果が出てくるでしょう。 心臓に問題のある人は、赤と白を身につけ黒を避けます。消火器が弱い人は黄色と黒がプラスで、青はマイナスです。
五色
五臓
六腑 小腸 大腸 膀胱
補助する色
逆効果の色

人体と時間

意識は気の現れです。脳や内臓は経絡という道でつながっています。生命力である気は経絡を結び、互いに影響しあって運動しています。体内時計という存在が西洋医学でも重視されていますが、時間生物学(Chronobiology)という学問も生まれています。例えば、胃がん患者に抗生物質を投与する時間を午後7時にした場合、午前7時に投与した場合の半分の効果しかなかったことが実験でわかっています。 気功などもこの時間のバイオリズムに合わせて行えば効果が高いといわれています。 『黄帝内経』には「人与天地相参也、与日月相応也」(人と天地はつながっていて、日月=宇宙とお互いに影響しあっている)、「人以天地之気生、四時之法也」(人は天地の気の中に生きていて、四季の法則にしたがって成長する)と記載があります。   内臓に変化が起きやすい時間帯があり、それは下記のとおりです。影響はプラスもマイナスも起こります。胃腸薬は朝7から9時に服用するとほかの時間より効果が早く出ます。一方、朝の暴飲暴食は胃に負担をかけやすく注意が必要です。午後11時は陰陽の交代の時間ですから、肝臓や胆のうに大きな負担がかかるので遅い時間の飲酒もほどほどにした方がよさそうです。  
臓器名 時間帯
3~5時
大腸 5~7時
7~9時
膵臓 9~11時
心臓 11~13時
小腸 13~15時
膀胱 15~17時
腎臓 17~19時
前上半身 19~21時
後上半身 21~23時
胆のう 23~1時
肝臓 1~3時

症状と時間

時間の意味 症状 時間帯
分娩時間 出産の多い時間帯 3~5時
失明時間 目の機能が低下する時間帯 2時
出錯時間 徹夜でのミスの多発する時間帯 3~4時
病乏時間 血圧が低く疲れのたまる時間帯 4~5時
最旺盛時間 インシュリンの分泌が最も多い時間帯 6~8時
就医時間 皮下注射の分泌が最も鈍い時間帯 9時
創造時間 脳の活動が最も盛んな時間帯 10~12時
消化時間 胃酸の分泌が最も盛んな時間帯 13時
手工時間 手指の敏捷性が増す時間帯 15~16時
成長時間 毛髪・爪などの最も成長する時間帯 16~18時
感覚時間 味覚・聴覚など五感が最も敏感な時間帯 17~19時
学習時間 記憶力が最も良くなる時間帯 18~20時
美容時間 肌の新陳代謝が最もよい時間帯 20~21時
夫妻時間 最も孤独感に襲われる時間帯 21~22時
陰陽交代時間 陰陽が逆転する時間帯 23時

死因と死亡時間

満月や新月の時は生理痛が重くなったり、出血を伴なう病気を発病しやすいとか、昔切った指が疼いてくると天気が悪くなることがわかるとか、身の回りに多くの事例があります。自然からのメッセージを聞いて生命にプラスになることを取り入れてください。
死因 死亡時間 要注意の季節 属性 相剋関係 (臓器)
膵臓 1~3時 夏~秋 肝臓
肝臓 5~7時 春。秋も。
腎臓 9~11時 晩夏から初秋。冬も。 膵臓
11~13時 秋。 心臓
心臓 17~19時 冬。夏も。 腎臓

時間の陰陽

一日の陰陽

時間にも陰陽があります。まず1日の中で陰陽が入れ替わる様子を見てみましょう。深夜11時に陰陽が入れ替わります。そろから正午まで陽が増し、正午には極まった陽は陰に入れ替わります。 入れ替わった陰は深夜11時まで減りつづけ、また11時に陽と入れ替わります。陰陽の入れ替わる時間は人の身体が入れ替わる時間でもあります。気功治療・勉強などにもこの時間の陰陽バイオリズムをとり入れて効果をあげています。   一日

一年の陰陽

1日が積み重なると1年が出来ますが、1年の陰陽も冬至や夏至を境に陰陽が入れ替わります。主に太陽の運行に基づいて冬至に極まった陰から陽へと入れ替わります。陽は次第に勢いを増し、夏至まで増えつづけます。 極まった陽は今度は陰に入れ替わります。陽は減少し、陰は増えつづけて冬至にいたるまで陽は減り、極まった陰は冬至を境に今度は減りつづけます。 陰陽はものの裏表です。病気も吉凶も陰陽と同じようにどちらかが増せばどちらかが減少します。いつまでも悪いことばかり続くことはありません。また、いつまでも良いことばかり続くこともありません。常に次に備える準備が必要です。   四季

十干って?

十干(じゅっかん)は 甲(こう)・乙(おつ)・丙(へい)・丁(てい)・戊(ぼ)・己(き)・庚(こう)・辛(しん)・壬(じん)・癸(き)の総称です。

干の意味

中国・殷の時代には太陽が10個あるという神話があり、 毎日違う性質の太陽が昇ってくると考えていました。 その10種類の太陽を区別するために1日ごとに名前をつけました。 それがです。 その日に生まれた者は、その日の太陽の性質を受け継ぐと考えられました。 この太陽が一巡する10日間を表すものとしてという単位が生まれました。 上旬・中旬・下旬という言葉はこれにもとがあります。 旬の中の何番目に当たるかを表す記号がです。 1旬は10日ですから干は10種類あります。1週間の各曜日に月曜などの名前がつけられているのと同じ考え方です。

十干の種類と意味

十干の語源は、草木の生長過程を十段階に分けて名付けられたものです。 それは以下のようになっています。 ・甲 甲は「冑=よろい」。種子が発芽するにあたってまだ厚皮を被っている状態。訓読みでは、きのえ。 ・乙 乙は「軋=きしる」。芽がまだ伸長していないで屈曲している状態。訓読みでは、きのと。 ・丙 丙は「炳=あきらか」。草木が伸長してその姿形が明かになった状態。訓読みでは、ひのえ。 ・丁 丁は「丁壮=壮年男子」。草木の姿形が充実した状態。訓読みでは、ひのと。 ・戊 戊は「茂=しげる」。草木が繁茂して盛大となった状態。つちのえ。 ・己 己は「紀=すじ」。 草木が十分に繁茂して盛大となり、かつその筋道が整然となった状態。訓読みでは、つちのと。 ・庚 庚は「更=あらたまる」。草木が成熟して結実した結果、自ら新しいものに 再出発しようとする状態。訓読みでは、かのえ。 ・辛 辛は「新=あたらしい」。草木が枯死して新しくなろうとする状態。訓読みでは、かのと。 ・壬 壬は「妊=はらむ」。草木の種子の内部に新しいものがはらまれる状態。訓読みでは、みずのえ。 ・癸 癸は「揆=はかる」。草木の種子の内部にはらまれたものが次第に形作られている状態。訓読みでは、みずのと。  

陰陽五行説と十干の組み合わせ

十干が陰陽五行説と結びつくと 甲・乙を、 丙・丁を、 戊・己を、 庚・辛を、 壬・癸を に 割り当てた上で陰陽に分け、 甲・丙・戊・庚・壬を陽の干で兄(え)、 乙・丁・己・辛・癸を陰の干で弟(と) と定めました。 同じ気であってもその性質に大きな差があります。 例えば、火気の陽の干である丙は太陽の光熱を、 火気の陰の干である丁はろうそくの光を当てはめることができます。 また、水気の陽の干である壬は海を、 水気の陰の干である癸には水滴をといった具合です。 陰陽説と五行説との組み合わせによって十干に新たな意味づけがなされたことがわかります。

干支と十干との60の組み合わせ

さらに、干は支と組み合わされる時、陽は陽と、陰は陰としか結びつかないため120通りではなく最小公倍数の60通りになります。組み合わせはそれぞれを歯車で例えるとわかりやすいと思います。 十干十二支の60の組み合わせ 命主占法では 十干は天干、 十二支は地支ともいわれ、 十二支で方位を 十干で生まれ持った本来の性質を見ます。 また、十干にはそれぞれに運気を上げる色やアイテムがあるといわれています。四柱推命を見る方はぜひ参考にしてください。  
五行 十干 五色 宝石 アイテム
甲・乙 きのえ・きのと 木の兄と弟 エメラルド・翡翠 甲は桃・桜・松・梅。乙は観葉植物、竹。 木・植物
丙・丁 ひのえ・ひのと 火の兄と弟 ルビー・アメシスト・ガーネット ハイビスカス・アネモネ・チューリップ 太陽・果物
戊・己 つちのえ・つちのと 土の兄と弟 トパーズ・シトリン たんぽぽ・パンジー・きんぽうげ 山・土
庚・辛 かのえ・かのと 金の兄と弟 パール・ダイアモンド 百合・くちなし・カスミソウ 宝石
壬・癸 みずのえ・みずのと 水の兄と弟 アクアマリン・ブルートパーズ ヒヤシンス・勿忘草・紫陽花・ラベンダー 海・湖・水

十ニ支って?

十二支は、殷の時代に十二ヶ月を表す記号として用いられました。 子(し)・丑(ちゅう)・寅(いん)・卯(ぼう)・辰(しん)・巳(し)・午(ご)・未(び)・申(しん)・酉(ゆう)・戌(じゅつ)・亥(がい)の十二個あります。 後に戦国時代になって、それぞれ覚えやすい動物の名前が当てられました。 (ね)・(うし)・(とら)・(う)・(たつ)・(み)・(うま)・(ひつじ)・(さる)・(とり)・(いぬ)・(いのしし)

12ヶ月への配当

十干の干は幹を表し、十ニ支の支は枝をあらわしています。 子を一月に、丑を二月に、以下同様に順に当てはめていったと考えられていますが、 現在では寅が正月に割り当てられています。 これは立春正月が使われるようになったためです。 中国では時代によって正月が異なっていました。 周の時代には冬至を含む月(子)を正月に、 殷の時代にはそれより一ヶ月遅れた月(丑)を正月に、 夏の時代にはさらに一ヶ月遅れた月(寅)を正月にしていました。 十二支も草木の生長過程を十二段階に分けて名付けられたものでした。   旧暦一月。 ・卯 卯は茆(=しげる)。 陽の気が盛んとなり地上の万物がみな繁茂します。 瑞々しい緑で地上が覆われ明るくなって春が来たことを感じます。 旧暦二月。 ・辰 辰は振(=ふるう)。 陽の気が盛んになっ充満し万物はまぶしいほどの輝きを得ます。 雷は鳴り響き植物は伸びて成長の真っ只中です。 旧暦三月。 ・巳 巳は巳(やむ)。 陰の気は既にみな鎮まって陽の気が出尽くし最大になります。 万物がそれ以上生い茂ることのない極に達します。 旧暦四月。 ・午 午は忤(さからう)。 陽の気は最大になって、陰の気も徐々に現れ陽の気と争いを始めます。 万物が繁茂の極を過ぎて衰微の傾向が見え始めるころ。 旧暦五月。 ・未 未は味または昧(くらい)。 陰気がすでに成長し万物がようやく衰え体がかくれ暗くなること。 草木に実った果実が成熟して本来の味や持ち味を生じる状態。 秋の気配が漂っています。 旧暦六月。 ・申 申は呻(=うめく) 。 陰の気が次第に強まり万物を締め付け、草木に実った果実が成熟して 固まって行く状態。 旧暦七月。 ・酉 酉は酎(=さけ)。 万物が老い極まって成熟すること。 草木に実った果実の成熟が極限に達した状態。秋の収穫の頃。 旧暦八月。 ・戌 戌は滅(=ほろぶ)。 万物は熟しきり、陽の気はすべて地下に入してしまう。 草木が枯れているように全く動きのない状態になります。 旧暦九月。 ・亥 亥は門構えに亥と書いて閉じる。 陽の気はすべて地下に潜入して、生命力は種の中に閉じ込められる。 凋落した草木の種の中に新しい生命が表れ来春の陽気を静かに待つ姿です。 旧暦十月。 ・子 子は孳もだえる。 陽気が動き出して万物が芽生えること。 草木の種が土の中で水分を吸収し、やがて来る春に向かって芽を出そうと準備をはじめた姿。 旧暦十一月。 ・丑 丑は紐(=ひも)。 陰の気が次第に減少して陽の気が増し、種子の内部で萌芽が膨らんでくるが、 未だ十分に伸び得ないでまだ皮を被って外に顔を見せない状態。 旧暦十二月。 ・寅 寅は虫偏に寅と書いて蠢く。 陰の気が減少して、陽の気が地下から地上に上昇するため、 草木の芽がようやく地面に顔を出して初々しい位元気な姿をあらわします。

木星と十二支

もともと十二支は五惑星のうち最も大きく尊貴とされていた木星=歳星の運行から来たものとされています。 中国古代書「爾雅(じが)」によると 木星の公転周期(およそ十二年)にちなんで天空にあり、木星の位置を示すものとして十二支が生じた、とあります。 木星は太陽や月とは逆に西から東に向かって移動するので仮想的な木星を考え、これを東から西に移動するようにしました。 この仮想的な木星は神格化されて太歳(たいさい)と呼ばれています。 そして、この太歳のいる場所に付けられたのが十二支なのです。 (太陽の周りを30年かけて回るのが土星です。 木星と土星が直列するのは12年と30年の最大公約数である60年に一回です。 西洋占星術のいう60年周期説もここに根拠があります。 経済学説のコンドラチェフの景気波動説も60年周期ですね。)

十二支の配当まとめ

十二支は陰陽や五行を始め、いろいろなものに配当されました。 まとめると次のようになります。
十二支 陰陽 五行 時間 太鼓の数 方位 季節
23時~翌1時まで 真北
1時~ 3時まで -
3時~ 5時まで -
5時~ 7時まで 真東
7時~ 9時まで -
9時~ 11時まで -
11時~ 13時まで 真南
13時~ 15時まで -
15時~ 17時まで -
17時~ 19時まで 真西
19時~ 21時まで -
21時~ 23時まで -

方位への割り当て

二十四山方位では、15度ずつ区切って配当されます。 十二支と北斗七星の動きを組み合わせて日の吉凶を見るのが十ニ直と呼ばれるものです。 また、時間へは1日を12等分して 2時間(一時/いっとき)ずつ配当されます。これを十ニ辰刻法といいます。 そろぞれ太鼓を打って知らせました。 一辰刻は四刻、一刻は十分(じゅうぶ)とされました。 辰刻の最初の刻が一刻です。 鐘の打ち数で昼と夜に同じ打ち方があるので、 明・朝・昼・夕・暮・夜・暁と時刻を示す言葉を頭につけて区別しました。 暮れ六つなどがその例です。 1日=12辰刻=48刻=480分で太陰太陽暦は出来ています。 また別に一日を100等分して、それぞれを一刻としました。 刻は初刻=午前11時から八刻までありました。 ですから一辰刻は八刻三分の一となります。 丑三つ時というのは、丑の三刻で 午後2時前後の真夜中を、 昼の八時(やつどき)は午後3時ほどでおやつを食べて一休みする時として 今も使われています。 東西南北を四正(しせい)、 その中間である東北・東南・西南・西北を四隅(しぐう)と言います。 東北の隅には丑と寅(うしとら=艮)が、 東南の隅には辰と巳(たつみ=巽)が、 西南の隅には未と申(ひつじさる=坤)が、 西北の隅には戌と亥(いぬい=乾)が配されています。 艮の方位を鬼門、 その反対側の坤の方位を裏鬼門といいます。 また北極と南極を結んだ線が子午線と呼ばれるのもここから来ています。 午前・午後など身近な呼び名もうなずけますね。 二十四山方位は、コンパスで座山や門位などを見るときによく使います。  
二十四山方位 角度(各15度)
子 癸 丑 艮 寅 甲 卯 乙 辰 巽 巳 丙 午 丁 未 坤 申 庚 酉 辛 戊 乾 亥 壬 352.6~7.5度 7.6~22.5度 22.6~37.5度 37.6~52.5度 52.6~67.5度 67.6~82.5度 83.6~97.5度 97.6~112.5度 112.6~127.5度 127.6~142.5度 142.6~157.5度 157.6~172.5度 172.6~187.5度 187.6~202.5度 202.6~217.5度 217.6~232.5度 232.6~247.5度 247.6~262.5度 262.6~277.5度 277.6~292.5度 292.6~307.5度 307.6~322.5度 322.6~337.5度 337.6~352.5度

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