
2020年はどんな一年?
2020年は収穫の喜びや人生の喜楽を象徴する「七赤金星」が支配する年です。年盤は七赤金星の庚子(かのえ・ね)です。期間は2020年2月4日から21年2月3日までです。五行は金で八卦のポジションは財を表す兌宮の七赤が中宮に入ります。
八卦では兌宮(西)で陽×2の上に陰がか覆いかぶさっています。陽気で社交的で活発です。兌は中国では「お金」の意味ですが、お金が貯まるということではなく浪費する=お金が入っても出ていくため貯まらないという意味です。明るく快活ですが注意しないとお金が全くなくなる事態になりかねません。きちんとした金銭管理が大切になります。
陰陽五行では、十干の庚は陽の金属、十二支の子は陽の水で相生(金生水)=相手を強め互いを活かす関係です。庚は草木としての成長が止まり、花を咲かせて種子を残す準備に入る状態=終わりを、子は種子の中で新しい生命を育てている状態=始まりを表します。庚も子も次の世代を担う”種子”がキーワードとなります。いままでの状態や常識が廃れ、新しいムーブメントが起こる一年になります。様々なものを改める時といえます。
子年は新しい運気のサイクルの始まりです。植物に例えると成長に向かって種子が膨らみ始める時期であり、未来への大いなる可能性を感じさせます。また、ねずみは「ねずみ算」と言う言葉があるほど、子どもをどんどん産んで数を増やしていくことから「子孫繁栄」の象徴でもあります。
株式市場にも「子年は繁栄」という格言があり、株価が上昇する傾向にあると言われています。2020年の東京オリンピック・パラリンピックによる経済効果を考えると、その格言も秋までは間違いではなさそうです。
子の年は、さまざまなことが新しく始まる局面であり、個人は、自分の軸となる価値観を持って進み、組織は、新たな局面に対応できる人材の育成・活用に取り組むことが重要な一年となります。新しい技術も台頭してきます。AI・量子コンピュータ・ロボット・5G通信・雇用されない働き方・同じ価値観の人が集まるコミュニティ・新しいガンに検査と治療方法・蓄電・新しい通貨など枚挙にいとまがありません。
歳徳神のいる恵方は西南西です。最大吉方は北です。凶方位は暗剣殺は西、五黄殺の東に金属製風鈴を吊るし、太歳の北(子)には赤い紙を貼り、病符の南には六帝古銭を吊るし、七赤の中央には水竹3本をガラスの花瓶に飾ってください。歳破は南になります。本命殺と本命的殺もあります。本命殺は自分の生まれ年が廻っている方位で本命的殺はその反対側の方位です。
恵方は西南西です。
吉方位は北と北西・南西です。
普通の方位は東北と東南です。
万人の凶方位である3つの方位は次の通りです。
五黄殺方位 : 東(五黄土星)
暗剣殺方位 : 西方位(九紫火星)
歳破の方位 : 南方位(二黒土星)
※月盤の吉凶方位は下記のとおりです。

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